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スタートから半年が経って思うこと

半年が経った今・・・


シェアハウスを始めよう!と思い計画した当初は、

このような業態になることなど全く予想をしていませんでした。


人と関わる仕事がしたいと思って始めたシェアハウス。


とにかくやりたい、やってみようという気持ちで大雑把に計画を立てました。

初めは友人や知人に声をかけて人を集め、なんとか形にしていきましたが、

コロナ禍の影響もあってかなかなか人は集まりませんでした。


人が集まらなければシェアハウスの運営はできない。

ただただ部屋が空いている状態が続いた時、ふと頭によぎったのが、

どうせ部屋が空いていて家賃が入らないのであれば、家がなく困っている人たちに貸そう!」という想いでした。


それが、「セーフティネットシェアハウス」の始まりです。


お金が無い、住む家も無い、身分証も無い・・・

そこから、働きたい気持ちと働ける健康な体はあるのに、さまざまな事情で路上生活を余儀なくされている人たちを受け入れ、彼らをサポートする日々が始まりました。


入居者のほとんどが、お金が無く困っている方たちばかりですので、多少の活動費用はこちらで用意をしています。ただ、彼らの自立をサポートしようとしても、お金を返さずに出て行ってしまう人がいることも事実です。


お金に関する問題だけではなく、未成年であれば保護者の方ともたくさんお話をします。

「今は親と顔も合わせたくない」「子どもの面倒に巻き込まれたくない」などなど、

子どもに限らず、親子ともに話をすることを嫌がるケースも多いです。

そのような少しこじれてしまった親子関係でも、お互いに話をするきっかけを作り、

コミュニケーションを取った上で、大切なお子さんを預からせていただいています。


さまざまな事情を抱えている人が集まり生活をしていますので、日々問題は起きます。

「よくそんな面倒なことしてるね」と言われることも少なくありません。


それでもこの生活を楽しいと思えるのは、何よりも人が好きだから。


「人と関わる仕事がしたい」と思って始めたシェアハウスですが、

さまざまな方を受け入れる「セーフティネットシェアハウス」に業態が変わってから、

ようやく自分が本当にやりたいと思っていた仕事に出会えたような気がします。


お金がもらえないかもしれない

返してもらえないかもしれない

信頼を裏切られるかもしれない・・


さまざまな不安や想いとは常に戦っていますが、それでも人から頼られることの喜び、人に必要とされる幸福を日々感じることができ、逆にみんなから元気を貰っています。


シェアハウスを始めた当初はこのようになるとは全く予想していませんでしたが、

今は毎日がとても楽しくて仕方ありません。いろいろなトラブルは毎日たくさん起きますが、それでもこの仕事をずっと続けていきたい、また、続けるべきだと思っています。


一人ひとりが自立し、自分で生活をしていくことができるように背中を押せる存在でありたい。そして、そんな居場所をこれからもつくっていきたい。


それが「セーフティネットシェアハウス」と私の役割です。


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